秋谷のリニューアル工事がいよいよ来月末竣工です。
コンセプトは Shabby chic +
昨年夏、着工し、熟練した職人を集め、時間をかけてリニューアルを進めてきました。
有名な画家さんという事もあり、覚悟して取組んだのですが、やはり大変でした。
湘南で実績のある門倉組に施工を担当してもらい、キッチンデザイナーの和田さん、
インテリアキュレーターの前田さん、ライティングシステムのデザイナー:中島さん、飛知和さん、ガーデンデザイナー若尾さんに参画してもらってプロジェクト開始。
内装の壁は3つのモックアップを作りようやくゴーサイン。
左官職人の中島さんによって素晴らしい漆喰の仕上げになっています。
キッチンもフルオーダー。何度も何度もダメだしの末、ようやく味のあるカウンター、面材ができたと思ったら、今度は内部の駄目出しで作り直し。でも、キッチンデザイナーの和田氏はクライアントの要望に応じ切りました。素晴らしいフルオーダーキッチンです。
インテリアキュレーターの前田さんに施主との相談相手になってもらいながら暖炉、シャンデリア、鏡を選定し、クライアント直発注でフランスからの輸入。暖炉は、高価なのですが暖炉の空間とのスケール感がピンとこず、取り壊して一回り大きいもので再輸入。
フローリングは望造の床暖房対応かつエイジング加工した無垢材にオスモを3回塗り。
巾木、腰壁、天井回縁の装飾ボーダーのディテール。
タイル、石の選定。見切りのあり方・・・
建具塗装は木をうずくりにした上で塗っては削りのエイジング塗装・・・
海潮によって痛んだ装飾金物は金子軽窓工業によって、復元・・・
住空間の機能を満たす見えないところでの技術・・・
どれ一つをとっても妥協を許されない難しい仕事でしたがようやく、完成が見えてきました。一番大変だった門倉組の現場を取り仕切った安食所長、上司の佐々木さん、ご苦労様でした。あともう少しなのでよろしくお願いします。
秋谷という場所性、見える海の景色も手伝って日本とは思えない空間です。
この正当なクラッシックな建物にこれから、バングオルフセンのTV・オーディオ、B&Bのモダンな家具が入ります。トイレもクラッシックなインテリアにJAXSONのVEROSA。海の眺望を楽しむ浴槽はTOYO KITCHENのAGAPE。
クラッシックな内装とモダンの融合。竣工がとても楽しみです。
Shabby chic +